プリキュアを目指してみるも、挫折しつつあった話

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本エントリは、幼児・児童の夢を壊す可能性を孕んでおります。お子様の目の届かないところで閲覧ください。

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プリキュアを目指し始めて、2ヶ月半くらい経っただろうか。

(過去エントリ:「プリキュアを目指してみる話」 http://t01545mh.hatenablog.com/entry/2013/03/13/233548 http://t01545mh.hatenablog.com/entry/2013/03/30/110320

 

少し前に、スマイルプリキュア!の2人と一緒に仕事をさせてもらう機会をもらった。

彼女たちの握手会のスタッフの仕事だったのだが、その日、初めて彼女たちの仕事ぶりを間近で見た私は、なんだかものすごい挫折感を感じた。

ローラっぽく言えば、「ん〜〜。ムリっぽい!」と思った。

明確な理由は上手く説明できないが、

ヒーローであり続けるプレッシャーに耐えなければならない精神面での不安、懲悪活動への体力面での不安、その他諸々のウラ事情的不安がミルフィーユのように積み重なって生じた感情だったのだと思う。

そして何より、時間的制約も大きかった。

 

・・・少し話が遡るが、3ヶ月ほど続いたニート生活には副作用があった。

有り余る時間を持て余す生活の中で、「時間って、無限じゃね?」という錯覚に陥っていたのだ。

それは、刹那的には真だったが、永劫的は偽であった。

副作用が進行した結果、今、私は、フルタイムで働きながらプリキュアを目指しつつ、専門学校的なやつに2つ通っている。

多くの精力的な人々と異なり、元来ミミズの涙ほどのキャパシティしかない私が、よくぞここまで勘違いしたもんだ、と人間の神秘には感嘆してしまう。

みなさんも副作用には気をつけていただきたい。

 

そんな状況もあって、一人前のプリキュアになるまでの距離の長さを実感して、それを埋められる自信を完全に失ってしまっていた。

正直な話、プリキュア続報楽しみにしてくれてる方々ごめんなさいごめんなさい、と唱えながら毎晩床についていた。

 

そんな日々が数週間続いた後、事務所からある機会をもらった。

某企業の黄色くて丸くてゆるい感じのキャラクターになる機会である。

ドキドキした。私にできるのか、と。

でも、何事も一度はやってみないと。と、受諾した。

当日は、ボロボロになること覚悟で挑んだ。

 

するとどうだろう。可愛い子どもたちが、逆にこちらをカワイイカワイイと言って愛でてくれる。(まあ愛で方は色々あるのだけれど。)

そりゃもう、私ったら、カワイイ区の区長になれちゃうのでは、と思っちゃうほどに。

まさに「人気者」っていうやつだった。

大きな失敗もなく、初めてにしては・・・とポジティブなコメントももらえた。

体力的にはキツイけれど、楽しかった。

 

大学・大学院と研究に没頭し、システムエンジニアになってPCとにらめっこしていた私が、齢30にして黄色くて丸いやつになった。

なかなか乙な人生だ。

 

プリキュアを目指す不安が、少しだけ解消された気がした。

プリキュアになれるかは、わからない。もしかしたら実現可能性は低い。

ただ、完全に区切りをつけるのは、本当にもうちょっとだけ待ってみます。

バッドエンドだったらすんまーそんぐらいたー。

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