その時、職歴が動いた

これからの職の話が急展開した。

数日前「つぎの職に向けて勉強するための学校説明会に行った」という内容の記事を書いたが、その後、無事学校から入学面接合格の連絡が来て、予定通り事を運べそうであった。

 

そのちょっと前、別の団体主催の無料の勉強会があることをインターネットで知ったので、得られる勉強のチャンスはすべて活用しようと思って申し込んでいた。

するとその団体から「つぎの職に向けた今後の歩の進め方について個別面接しませんか」とのメールが来た。

プロの方の話を聞ける&聞いてもらえるならぜひ、と思ってお願いしたところ、現役で活躍されている方に面接していただく機会をもらった。(一応履歴書なども提出した。)

 

少々個性が強いほうが有利そうな業界なので、そういうキラリと光る何かを発揮できれば良いアドバイスをもらえるかも、と思ったが、就活で思い知った通り何しろ私は面接が苦手だし、口調は過剰な尊敬語だし、履歴書上に記載された人生はコレ以上ないってくらい平凡だ。

悲しいけど、つまらない人間、と思われる自信があった。

 

ところがどっこい、なぜか、「ホント変態だね」「不思議ちゃんだね」「歳とってんだか若いんだかわかんないね」「いいおばあちゃんになりそうだね」など、ルンバが吸い取ったコード並にねじれば褒め言葉とも受け取れる言葉の数々をかけられた。

また、面接官曰く、

「もう若くないのに悠長に1年もかけて学校で勉強してる場合じゃない。現場で学ばないと何もならない。他者よりスタートが遅れてるんだからのんびりしている猶予は一刻もない。」

1ナノの反論の隙もないごもっともなご指摘であった。

 

その場はとりあえず、後々いくつかの書類を提出するという宿題をもらって終わり、数日後、宿題の書類を提出した。まあそれらが高い評価を受ける気もしなかったので、これで連絡は途絶えるかもしれないなと思った。

 

ところがどっこい、さらに数日経って電話がかかってきた。

曰く、弟子的な位置づけで修行させてやる、と。

 

というわけで、予想だにしない怒涛の展開で2月から見習いとして働くことになった。

見習いとか、RPG以来の響きだ。弟子とか、漢字テスト以来の使用感だ。

 

厳しい世界、これからが本当の苦労であることは言うまでもないが、この幸運を無駄にしないようにひとまず歯を食いしばっていかねばならない。

現時点でドキドキ:ワクワク=7:3くらいだが、(成功するかどうかは別として)やりたいことであることは確かなので、どんなに大変でも地獄でないことは確かだ。(と思う。)

 

世の中は我々が思っているよりもほんの少し、オポチュニティオポチュニティしているものなかもしれない。

ワークがハローと言ってやってきた。