人生に血迷った話

昨日のエントリに書いたとおり、大学受験関連で変に奇跡的な成功体験をしてしまったがために、その後の私は、「やりたいことは、とにかくなんでもやってみよう」というチャレンジ精神だけやたら大きくなっていた。

しかし、やる気バブルはとうに崩壊していたから、意志とか思慮とか根性とかその他諸々の大切なものが明らかに欠如していた。

この両者のアンバランスにより、学生時代には「不用意な一歩を踏み出してはすぐ引く」という血迷い行為を無駄に繰り返すことになる。

恥を忍んでその血迷いヒストリーの一端をまとめると以下の通りである。

 

【エピソード①】専業主婦を目指す

ある時、大学卒業後の進路について、「早々に結婚して有閑マダムになるのが一番シアワセに違いない」という結論に至った。(※ 彼氏なし)

そう思った私はすぐさまインターネットで見つけた『tamanokoshi.net (玉の輿 ドット ネット)』に登録した。

玉の輿という響きに非常に満足していたが、少し月日が経って実際に男性から連絡が来た瞬間に怖気づいて、退会した。

 

m(__)m ホントすみません。

 

【エピソード②】女優を目指す

ある時、邦画を見て感銘を受けた私は、「私も映画に出て人々を感動させるんだ」という強い想いを抱いた。

そう思った私はすぐさま「映画 オーディション」でインターネット検索して見つけたオーディションに応募した。

実際にオーディションの日が近づき、担当者から電話連絡が来たのだが、オーディションの内容は教えてもらえないし集合場所は外だったし、なんだか怪しさを感じて怖気づき、辞退した。

 

(;_;) 心底申し訳ありません。

 

【エピソード③】グローバルすし職人を目指す

ある時、mixiのサイトを見ていたら、サイト下部の広告に「すしアカデミー オーストラリア校」という記述を見つけた。唐突に「これだっ!」と思った。

そう思った私はすぐさま広告をクリックし、すしアカデミーオーストラリア校の資料請求をした。

しかし、知人に説得により、寿司職人になることへの覚悟が不足していることに気づき、すしアカデミーオーストラリア校への入学は踏みとどまった。

 

(TдT) 生まれてごめんなさい。

 

【エピソード④】ディズニーキャラクターを目指す

ある時、ネットサーフィンをしていたらディズニーリゾートのキャラクター&ダンサーオーディションの応募期間であることを知った。ディズニーのダンサーには長い間ずっと憧れていたから、なんだかこのチャンスにチャレンジしなければダメな気がした。

そう思った私はすぐさまオーディション用写真を得意とする撮影所の予約を取り、結構高いお金を払ってプロに写真を撮ってもらい、応募書類をすべて揃えた。ダンサーは難しくてもキャラクターなら顔も見えないし、もしかしたら・・・と思ってキャラクター志望で応募した。

しかし、書類審査で見事に落ちて、きれいさっぱり諦めた。

 

。・゚・(ノД`)・゚・。 私のことはキライでも、ディズニーのことはキライにならないでください。

 

 

いろんなことに怖気づいた結果、最終的には、無難に企業に就職した。小心者ばんざい。

 

が、やりたいことをやるとか言って退職した今・・・誰でもヤバさを感じると思う。

今後の数年間が【エピソード⑤】になるか、ならないかは、私次第です。