ハローワークに行ってきた
今日、人生で初めてハローワークに行った。
ハローワークって、名前だけだと軽いイメージ(ワークが向こうから手を振りながら「ハロー」といってやってくるイメージ)だけど、本当は重苦しい空気が漂っていて来ている人はおじさんばっかり、という勝手な印象があった。
実際行ってみると、ご時世なのか老若男女問わず多くの人が来ていたが、意外にも大半を占めていたのは若い女性だったように思う。
確かによく考えたら女性の方が離職率高そうだ。
というわけで私も場違い感なく溶け込んでいた。(と思う。)
さて、ハローワークに行ったら最初にやらなければならないことは「求職者(失業者だったかな?)登録」で、まずその申請書を記述させられる。
この種の書類の記入例の氏名欄は通常「山田 太郎」とか、「波浪 和久介」とか施設名にちなんだ名前が書かれていることが多いが、この申請書の記入例では氏名欄が「明日 勇気(アシタ ユウキ)」であった。
こんなところでも勇気づけが必要なくらい絶望的な状況にいるのか、と自覚して軽く絶望した。
その申請書を記入したら、窓口に持って行って担当者に登録作業をしてもらう。
申請書にはこれまでの職歴も記載するし、紹介して貰いたい職業の条件等も細かく記述させられる。
私は、前職とは異なる業界・業種に就きたくて退職したので、その旨を正直に記載したら窓口の担当者は???なご様子。
担当者「前職とまったく異なる分野を目指すようですが、友人に誘われるなど、再就職の具体的なアテがあって退職したんですか?」
私「具体的なアテはないです。やりたいことを追いかけるというモチベーションのみで退職しました。」
担当者「・・・どうやったらこの職業につけるか、道筋は考えているんですか?」
まさに前職の上司・家族などあらゆる関係者とやりつくした会話そのもの。
当然の質問とわかってはいても、もう終わったと思っていたこのストレスフルなやりとりがこんなところに残っていたか、とゲンナリ。
おそらく相手の担当者は他の求職者と異なる「辞めちゃった」感にアングリ。
「私はアホです。」とおでこにでも書いておけばよかったと思いつつ、考えている道筋を簡単に説明したらその場は終わったが、私が席を立った直後、担当者が隣の席の職員と話をして「面白い人だ」と言っていた。(聞こえてるよ。)
非常に幸先がよいスタートを切れたと思う。
そんなわけで、これからも軽いノリで、ワークがハロー!とやってくるのを待ちたいと思います。ヨローシーク。